イラン革命で政治犯収容所に送られた医師が、薬の得られない環境の中で三千人の患者を水だけで治療した経験を基礎に、医学、生理学の見地から、本格的に体内水代謝の複雑な機構と、水による各種疾患の治癒プロセスを解明し、世界に先がけて公表したものです。
本文 訳者あとがきより
この本、だいぶ前に購入したのだが、今更ながらに読んでみた。
なぜ、購入したかというと、「自分を超える法」という本でピーターセージが推奨している本であったからだ。
バトマンゲリジ博士の飲水法
個人別1日に飲む水の必要量
体重の30分の1リットル以上の水を飲む(例:体重45㎏の人なら1.5L)
水の飲み方
毎食30分前にグラス1杯、2時間半後にグラス1杯のむこと。
慣れてきたらグラス2杯、飲んだ方がいい。
注意
飲水法を行ってよいのは腎機能が正常に働いている人。
飲水法と同時に、天然塩を必要量とることを心がけること。
病気を治す飲水法 本文より抜粋
備忘録
コーヒー、紅茶、コーラ、カフェインの入ったものを水の代用にしない。
カフェインは、依存性の高い合法ドラッグといえる。
のどが渇いたときに、水を飲むのでは遅い。
FDAが認可しているアステルパームは、消化管でアスパルテートとフェニルアラニン、そして、メチルアルコール・ホルムアルデヒドに分解される。
アステルパームを摂取すると、脳の反応(脳相応答)が起きる。
肝臓は、体内たんぱく質と貯蔵でんぷんから、糖を作ることをしなくなり、血液中の代謝燃料を保存し始める。
その結果、変換に利用できる燃料が低下し、食衝動が高められる。
→ アステルパームが入ったダイエットソーダが肥満の原因となる。
脳に癌をもたらすアステルパームの副作用。 ラットを用いた動物実験では、脳に腫瘍を形成することが確かめられている。
運動は大事(1日1時間×2回 歩く)
ダイエットには、筋トレが有効。
なぜか?
子供では、脂肪の層は茶色で、血が多く通っている。茶色の脂肪は直接代謝されて熱を生む。大人になると、脂肪層にあまり血が通わなくなり、肝臓と筋肉で脂肪酸をエネルギーに変える酵素があまり得られなくなる。
筋肉が使われていなければ、そのタンパク質が糖に分解されやすくなる。
だが、筋肉を使っていれば、蓄えられた脂肪の一部をエネルギーに振り向け、仕事や筋肉の維持育成に使うことができる。
この仕事をするのが「ホルモン感受性リパーゼ」という脂肪分解酵素である。
スエーデンでの一連の血液検査から、この酵素が1時間歩くことで活動し始め、12時間保たれることが示されている。筋肉が脂肪を使い始めれば、脳はより多くの糖を使えるようになる。歩き続ければ、脂肪を燃やす酵素の働きはますます盛んになる。
それで、どんなダイエットをするのにも、脂肪の分解が長続きするように、筋肉トレーニングを入れる必要がある。同じ血中酵素が、血管壁に溜まった脂肪を掃除する。この方向への体の反応が、ジョン・フォックス氏の健康障害を反転させるのに役だった。飲水量を増やすことによって、エネルギーとスタミナが得られ、歩くことによって動脈を掃除する酵素が刺激されたのだ。
病気を治す飲水法 本文より抜粋
また、下記事柄に関しても言及がありますので、自分に関係がある部分を読むといいです。
消化不良痛、結腸炎の痛み、盲腸の痛み、裂肛ヘルニア、
リウマチ痛、腰痛、首の痛み、胸の痛み、頭痛
ストレスとうつ病
高血圧、高コレステロール血症
肥満
アレルギーと喘息
糖尿病、インシュリン非依存性糖尿病、トリプトファンと糖尿病、インシュリン依存性糖尿病
エイズ
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*1:※カフェインはよい働きをすることもあるが、水力エネルギーを生む力を体から奪ってしまうのである。